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【参考にならない】営業SEからエンジニア部署へ異動した話

転職の前に部署異動で解決する可能性も探れるかもしれない。

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なんとか就職できた会社。ところが働いてみると

この部署(この拠点)では5年後10年後になりたい方向性にどうやっても近づけない!

なんてことはよくある。
業務を通して視界がクリアになっている証拠とも言える。絶望する場面ではない。

そこからは選択肢は大きく4つに分かれる

  1. 転職
  2. 部署異動
  3. 現状維持でやりがいを見出す
  4. 割り切って省エネでこなす

今回は2つ目の部署異動について、筆者の体験をもとにした非常に狭い範囲の事例を紹介する。
最も好ましそうな3つ目「現状維持でやりがい探索」については別記事(制作途中)で扱う予定だ。切羽詰まっていない場合はこちらも参考にしてみて欲しい。

前提条件(読み飛ばして問題なし)

冒頭にあった通り、本記事は超限定的なたった1つの体験談だ。
上司の思想も違えば企業風土も読者と異なる場合が多いだろう。あくまで1つの参考資料程度にして欲しい。

異動前部署:営業部署(関東地区本社)
異動先部署:エンジ部署(関東地区別拠点)

会社全体の雰囲気 :上場しているが保守的でリスクを嫌う傾向が強い
営業部署の雰囲気 :業務量をこなして数を販売する。当期の数字目標と日々の積み重ねが第一。
エンジ部署の雰囲気:品質の確保と効率化による余白の確保。

極端に書いたが本当に別会社のような風土だ。
医療機器の販売会社とそのメンテナンス会社が合併してできた企業ということも、風土が異なる要因かもしれない。

だが決して悪いわけではない。営業配属の同期は会うたびに楽しそうに仕事の話をしてくれる。
数字を追うのが向いている人材もいる。結局適材適所だ。

面談相手2人:課長と部長:バリバリの営業人。部長は役員コースに乗れるかの大事な時期で社内体裁を気にする。課長はほぼ部長のコピー、同じことを言う。

異動文化のない会社で異動する方法

異動方法について最初に結論だが、下記ステップを実際に踏んだ結果、営業からエンジ部署へ異動することができた。

  • 現状の部署での業務をしっかりこなし、年度末の面談で上司から高評価を得る(評価面談ツールに残る)
  • その後面談でさらにやりたいことと、5年後になっていたい自分の方向性について伝え、記録に残す(評価面談ツールに残す)
  • さらに6ヶ月後の面談でも同様に記録を残す
  • さらに6ヶ月後の面談でも同様に伝え、「叶わないなら部署異動」を希望する
  • 本社人事部が参加する面談が組まれ、そこで意思を伝える

→部署異動確約

ポイントは、時間をかけてしっかりと記録に残すこと。
これがないと上まで届く可能性が低くなる。
記録に残すことで、面談者はうやむやな対応ができなくなり、形だけでも上へ報告相談をする必要が出てくる。

公募機能がない会社の場合、定期面談で希望をすたえつつ公式記録に残す。

思ったより時間がかかるな、、来期から異動したいくらいの気持ちなんだけど

と感じる場合もあるだろう。

そう思うのももっともだ。
波風を立てた後に一緒に働くのはしんどい。

だが異動文化のない会社の場合は大きな障壁が存在した。

【障壁】 部下の異動🟰上司の力不足 という社内評価を気にする上司からの引き留め

上司目線、部下が異動することはやはり胃が痛いイベントだ。
既存社員を適材適所で運用できるのであれば、会社全体としてマイナスではないように思えるが、偉くなるにはそれだけでは務まらないのだろう。

これにより発生するのが引き留めだ。

面談でよく言われるのは下記だ。

  • 今回の面談を踏まえて上司とよく相談して、いったん様子をみよう
  • 会社のためには〇〇。学生と社会人は違う。
  • 異動したい原因は△△じゃないのか?それなら〜

年功者のストーリー形成能力に圧倒されるとともに「丸く収める」引力に意識が遠のいた。

がしかし、ここで思い出したのは「この人は10年後の自分の状態に責任を負えない」ということだ。

例えば10年後自分が35歳〜40歳になったとする。会社によって差があるが管理職かその一つ手前くらいの役職だろう。
その時に既出の上司はまだ自分のいる拠点や部署にいるだろうか、面談時点で部長クラスであれば退職済みの可能性すらある。

こう考えると、先ほどの引き留め内容の見え方も変わってくる。


【対処】10年後の自分に対して責任を負うのは自分だけ と思い出す

「会社のために〇〇」という言葉、穿った見方をすると『発言しているのは部長なのにダメだった時の責任の所在がはっきりしない』とも言える。
(「俺は必ず役員になる。そしたら5年後△△、、、だから異動ではなく、、、」とでも言ってもらった方が残る可能性がまだある気がする。)

事前にあった複数回の面談で相談しきっていれば、異動希望を曲げる理由はない。引き伸ばさずに伝えきった。

異動確約からの引き継ぎ期間

筆者の場合、異動希望面談は年度末の評価面談から始めたため、異動確約をもらったのは6月くらいだった。
異動するのは期が変わる10月からということになり、それまでは引き継ぎ期間となった。

引き継ぎ資料を作り3つ上と7つ上の先輩に引き継ぎを行ったが、過去にその先輩方が持っていた客先ということもあって1ヶ月もかからずに引き継ぎ作業が終わってしまった。

そこからはひたすら座学に努めた。
申し訳なさと疎外感で頭がおかしくなりそうだったが、指折り残りの日数を数えて耐えきった。

営業部署でも何度かあったが、辛すぎる時は自分に酔うことでダメージから目をそらすすべを身につけていた。

まとめ

いかがだっただろうか。

異動文化がない会社であれば、異動希望の出しかたすらわからない。
相談できる上司でない場合は上記のように定期面談で社内ツール上に残すことが1歩目になるはずだ。

真剣に就活して見つけ、縁があった会社。転職の前に部署異動の選択肢も片隅に置くことでなにか役に立ったら嬉しく思う。

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