「派遣会社の正社員」「パチンコ」「下請けの下請けSI企業」というハイリスク就職先があの手この手で煙に巻こうとしてくる。
不安を煽るタイトルだが、本記事は筆者の体験談を紹介するだけのものだ。
失敗談は不要という人はこちら↓↓
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全ての記事を通して、エージェントへ誘導するリンクなどは一切ないので安心して欲しい。


院試を予定しているけど、もし就活を再開したらどんな感じなんだろう
と思っている人などは参考程度にみていって欲しい。
4年9月から就活スタートする人は少ない
まず大前提だが、昨今は採用活動の早期化が進み、夏や冬のインターンから早期選考に乗って内定を確保しておくのが一つの定番となっている。
そのため4年生の9月から就活をスタートする人というのは
- 4年生8月に大学院の入試試験があり、それに落ちてしまった人
- 長期休みが必要な体調不良になってしまい、3年冬〜4年春に満足に活動できなかった人
になるだろう。
1月〜4月ごろまでとは別世界
筆者は1つ目のパターンで、8月に院試がありかなり出来がわるく就活を行なっていた。
具体的には、マイナビやリクナビ、キャリタスやその他逆スカウトサービスなど多くのサービスに登録をして、説明会をまだ開催している企業へのエントリーをしまくったり、合同説明会に参加しまくった。
騙して参加させる合説イベント
まず1つ目は、
「20代で平均500万越え!A社が限定説明会を開催!」
「大企業で働ける!B社を含む上場企業が多数参加!」
という名目の説明会の案内が大量に届く。
これは大手就活サイトでも一部届いたため、この時期は全員が目にすることになるはずだ。
実際にこれらに参加してみたが、
- 人材派遣会社
- 施工管理会社
- パチンコ店長
が多かった。(偶然かもだがこの3択しかなかった)

20代で年収500万円越えのA社は?
と思うかもしれないが、内訳は下記だ
- 20代で年収500万円越えるのは施工管理で残業代込み、かつ生き残った数名
- 大手企業は派遣先で、待遇や仕事内容は派遣や下請け
というカラクリだ。
まあどうみても怪しい宣伝なので釣られる方にも非がある案件だが、これが1件や2件では済まないのはおどろく。
現地参加すると全ての企業の説明を15分ずつ聞かされる
これはコロナ以降減ったと思おうが「現地参加限定!」としているイベントが多い。
その理由考察としては、対面で逃げられなくすれば成約率が上がるのも一つあるのではないだろうか。
大体駅近くのビルの7階などにある貸し会議室が会場で、4〜7の企業が簡易ブースを作っており、そこを順に回っていく仕組み。
そして一通り聞き終わったら、詳細説明を聞きたい企業を2つだけ紙に書く
企業側は詳細説明をしたい学生を一定人数選択する
マッチした学生は詳細説明を聞くために再度そのブースに座って今度は30分程度話を聞いて本選考用の用紙に記入して帰る。
ちなみに希望学生が1人もいなかった企業(行った時はパチンコ店長職募集)はこの時点で帰ってたし、
選ばれなかった学生は詳細を聞けずに帰宅する仕組み。
残酷だがシンプルで分かりやすいルールだった。
結局目クソ鼻クソ
筆者は話を聞いた中でもっともましだった自称インテグレート企業の詳細説明を聞いてみたが、ここでも嘘が発覚。
内容は確かにPCを使うが、事業形態としてはどうみてもSES(システムエンジニアリングサービス)で、自動化予算を使うまでもないような
作業に限定的に人を派遣する会社だった。
だがもうそこ含めて2社しか選考に進めないので後日の面談日程を調整して帰宅した。
まとめ この時期の就活難易度は鬼
全てをひっくり返すようで申し訳ないが、この時期の就活難易度は信じられないくらい高い。
というのも、本来就活では企業が求める人物像や役に立つ人間であることをアピールして雇ってもらうのだけで一苦労なのに、
そこへ加えて大人が業務として作って発信しているギリギリの嘘を見抜く肯定が必要になるからだ。
募集企業も少なく、せっかく見つけた企業は嘘で学生を集めて煙に巻いて採用する企業が多いとなると
焦って間違った選択をしない方が至難なのではないだろうか。
この時期の就活をするくらいなら留年して次年度の就活へ向けて舵を切るのも一つの手だと思う。
院試は内部進学だと受け直せる可能性が高い
実は院試は前期後期や1次募集や2次募集だけではなく、細々と5次試験とかまでやっていたりする。
筆者が卒業した院でも、落ちた学生向けに募集がなんどもされていて結局全員が通っていた。
大学側からすると、在籍させることで迷惑をかける学生以外は全員通した方が授業料をとれるので、取らない理由がない。
これはもちろん例外が多数あり、偏差値の高い大学や有名教授が在籍している院などは当てはまらないだろう。
だが、上記のような鬼難易度の就活に比べると追加募集のうかがいやお願いを立てる方が実は簡単だ。
(余談だが筆者は院に落ちるのが怖すぎて副学長にメールして他の系統の院の試験も受けられないか聞いたことがある。
実際おちたらその超マイナーな院への進路も作れると回答をもらっていた。)