こだわりの持ち物

【キャンペーン無視】こだわり野郎向けクレカ

集客する気がないタイトルで申し訳ないが、本記事は筆者の嗜好全開のため万人向けではないことを強調したタイトルにしている。


前提として、筆者が考えるという要素がピカイチに大きい記事となっていることを注意してほしい。
 ・キャンペーンのチェックなど細々した作業が苦手
 ・〇〇にチャージしてこのギフトカードを購入してから支払いをする とかは面倒
 ・コスパも大事だが、所有欲をくすぐるものも実は好き
な同士種族以外には全く刺さらない内容となっているので、話半分にでも見ていってほしい。

(急ぐ人はこちらへ →こだわり野郎向けのクレカ1選 のページまで跳ぶ)

Screenshot

キャッシュレスの始祖としてのクレカ

日々の少額支払いから使用するようになった

2000年代までは、クレカといえば休日のショッピング時に比較的高価なものを買う目的で使うイメージがあった。
筆者の家庭が決して裕福でなかったからかもしれないが、少なくともスーパーやコンビニでは現金決済が当たり前だった。

しかし2025年現在はどうだろうか。
クレカに加えて各種タッチ決済やQRコード決済が普及し、現金を使う場面がどんどん少なくなっている。

使用目的としては、現金の持ち歩きが減らせることとスマホで使用履歴を確認できることの2つが大きいと感じる。
昨今は家計管理アプリの普及に加えて、そもそもの金融機関が提供するアプリが非常に使いやすくなっていることも理由にあるだろう。

どうせ使うなら自分に合ったものを選んでみるのもアリ

昨今は金融企業のみならずアマゾンなど様々なところがクレカを発行しており、それぞれユーザー獲得のために日々キャンペーンを行っている。
ユーチューブ検索してみると、「2025年最強クレカはこの3つ!」といった、ころころ主張が変わる情報があふれていて、結局どれを選ぶべきか迷ってしまう。

筆者は毎年のようにクレカの発行を行なったり、ポイント獲得のためのイベントを逐一チェックするようなことは非常に苦手だ。
その場合どんなにお得なクレカを使用していても、最大効率を出すことは不可能である。

そのため筆者は、29歳、39歳 で見直す以外は同じクレカを使い続けることにしている。

クレカ見直しのタイミングが 29歳と39歳 な理由

これは単純で、29歳もしくは、39歳までしか申し込みができないクレカがあるからだ

クレカが発行できる条件は多岐に渡るが、場面によっては年収よりも年齢が壁になることがある。
一定年齢を超える前だと、お得な一般カードやゴールドカードを発行できることが結構ある。

そのため、30歳になったタイミングではなく、ギリギリ発行に間に合う29歳や39歳で見直しをすることをお勧めする。

避けるべき選び方3つ

①申し込み特典が目的

検索すると大量に出てくるが、要は「今申し込んで条件を達成すると5,000円相当のポイントプレゼント!」
などのキャンペーンを理由に選ぶことだ。

これはいうまでもなく、目の前の利益で目がくらむ可能性があるからお勧めできない。

少々極端だが、筆者は自分ルールを定めており、「来月以降も費用が継続して発生するものの買い物は、キャンペーン期間中であっても通常内容で申し込む」ようにしている。
正直ここまでする必要はないと思うが、考えることが根本からゴッソリいなくなるので個人的に気に入っている。

②最大コスパを求めて選ぶ

実はこれもお勧めしない。
結論、理論上出せるコスパはいざ実践しようとしても出ないことがほとんどだからだ。

コスパと表現したが、厳密には
 ・利用できる付帯サービス
 ・ポイント還元率
の2つが評価項目に当たる。

どちらも突き詰めると各社違いがあって、それぞれ最大値を導き出すことはできるが『3000ポイント上限』『家族5名が契約した場合』など条件が様々あり、
結局最大値を出すことができない。
そもそも最大値を出したところで還元率が2%程度上がるのが限界だ。そのために指定の保険や電気料金契約にしたりしていると、無駄金が発生することもあり本末転倒だ。

そしてこの「還元率の上振れ」を考えから外すと、実はコスパは各社変わらないようにできている。
これはクレカ以外の商品全てに当てはまるが、基本コスパは収束して各社同じような感じに落ち着く。特にSNSが発達した現在はこの収束スピードが異常に速い。


 コスパの良い商品は瞬時に広がりユーザ集中する。
→各社競争し類似した商品が登場してユーザがばらける
→ユーザ獲得ができたら利益の刈り取り(改悪)がはじまる

これにうんざりな方も多いのではないだろうか。

③クレカが本業ではない企業が提供している

一見わかりにくい要素だが、要するに「他商品への誘導が目的のカードだ。

楽天は楽天市場やモバイル、電気に保険と様々な事業を展開しており、それらを利用することでカードの還元率が上がっていく仕組みだ。
これは上の項目と似ているが本末転倒になる。

一時期〇〇経済圏という言葉が流行ったが、サービスの提供元を絞ることでコンボ得点を狙う考えだが、今の環境では最適とはいえなくなっていると筆者は考える。
なぜならこれにも市場原理がはたらき、各社その経済圏に対抗できるサービスを発表して結局ユーザがバラけるようになるからだ。

ユーザがその経済圏からバラけた際に起こるのか「利益確保のための経済権サービスの改悪」だ
つまり残ったやつが損を被る形になる。

そして経済圏サービスから離れて、例えば電気や保険を他で契約した際に何が起こるかというと「クレカの還元率が下がる」ことになる。
諸所省いたがこれが本末転倒シナリオだ。

クレカを選ぶ要素3つ ※筆者の場合

①国際ブランドが出しているプロパーカードを選ぶ

 筆者は還元率の上振れを扱う広告を無視すること、最低限の還元率(0.5%)で制約が少ないものを選ぶようになった。
その結果行き着くのがこの「国際ブランドが発行するプロパーカード」だ。

クレカには発行元企業によって「プロパーカード」と「提携カード」の2つに分かれる。
プロパーカードとは、JCBが発行している「JCBオリジナルシリーズ」やアメックスが発行している「アメリカンエキスプレスシリーズ」がある。
 ※楽天カードなどもプロパーカードとなるが、もう一つの要素「国際ブランドが発行」には当てはまらない。

「国際ブランド」とは、VISA・Master・JCB・アメックスなど、独自の決済システムを保有しているブランドのことだ。
楽天カードなどは、この国際ブランドからライセンスを発行してもらってカードを作成している。

『VISAの楽天カード』や『Masterの楽天カード』など、カード会社の上に来る存在と思っておけばこの際いいと思う。

ではなぜ国際ブランドが直接発行しているカードを選ぶのかだが、単純で、制約やポイントで誘導する先が偏らないからだ。
楽天カードだと楽天関連企業が提供するサービスに偏るし、EPOSカードはマルイの利用が前提となる。
これは既出の「避けるべき選び方」にあった「還元率の上振れを目的」としてしまっている。

選んだクレカで選択肢に追加で優劣の軸が増えるのは筆者は好ましくないと感じる。

その点国際ブランドが発行するプロパーカードは方針が異なる。
例えばJCBオリジナルシリーズでもアメックスシリーズでも、特定のサービスやショッピングモールへ誘導される程度が低い。
つまり純粋にクレカで支払うためだけにクレカを使うことができる。

キャンペーンもクーポンもエントリーも考えなくていい。そもそも0.5%以上の還元率を求めていないので、ただ使うだけだ。

「じゃあ楽天カードで還元率を気にせず使ってたらいいのでは」と言われるだろうが、それは気持ちの面で大きく異なる。
ここは合理性などではなく完全に気持ちの問題だ。申し訳ない。
楽天関連サービスでお得に支払うためのカード、マルイでお得に買い物するためのカード を他の決済にも使用する場合の間に合わせ感がどうしても気になってしまう。おそらくここまで神経質だとさすがに生きづらいが、凡人サラリーマンの筆者がそうであるため同士も多いのではないだろうか。

②進化先があるカードを選ぶ

これも一部の人向けだろう。
クレカには大きく分けて4つのランク(一般/ゴールド/プラチナ/ブラック)がある。
上に行くほど年会費が高くなり、付帯サービスが充実したり限度額が大きくなったりする。

普通にサラリーマンをしているのであれば一般カードで全く問題ない。クレカはクレカだ。
だが何年も継続して利用するとなると何か積み上がるものが欲しくなる同士はいないだろうか。
それがこの話題「進化先がある」ことだ。

カードの種類によってはカード会社から招待をもらわないと取得できないカードが存在している。
昨今はプラチナカードまでであれば自分から申し込むことができるものが増えたが、プラチナランクとブラックランクでは招待必須のものもまだまだ存在している。

正直進化を目的にお金を使うのは本末転倒だが、この「積み上がっている感覚」がなんとも形容し難いワクワク感がある。
長期で利用する前提であれば、ワクワクは大きく評価して良いと筆者は考えている。

最後の要素だがこれまた番人向けではない要素だと思う。

クレカは当然それぞれが発行元によって唯一無二のデザインだ。
選ぶ基準として持っていて良いと思う。

しかし現代ではカード本体を出して使うことは滅多にない。
コンビニやスーパー、百貨店でもクレカのタッチ決済が可能なため、Apple PayやGooglePayを使ってスマホをタッチして決済ができる。
カードを差し込んで暗証番号を打つ機会は激減している。

ではなぜ見た目にこだわるかというと、これも気持ちの問題だ。
頻繁には訪れないが、高額な支払いをする際にはカード本体を使う場面も出てくる。
良い物や上質な食事の代金を支払うというのは大きな出費だが、実はかなり気分が良い物でもある。

実際にストレス発散で買い物をしてしまう例があるように、一種の快感は多くの人に理解できるのではないだろうか。
その快感を底上げしてくれるのが 「カードの見た目」だ。

気分が良くなるのは悪いことではない。働いている人であれば原動力の一つに「気分の良い消費」があってもなんらおかしくない。

筆者が持っているクレカ2つ

①JCBオリジナルシリーズ ゴールド

持っているクレカ2つ と銘打っているが、実際に使っているのはこの1枚だけだ。
あと一枚は別の国際ブランドを持って支払えない状況を回避するために持っている。

選んだ理由は上で書いた「クレカを選ぶ要素3つ」で確認して欲しい。ほぼ唯一全クリアしているカードだ。

対抗としてアメックスシリーズが上がると思うが、こちらも進化先が豊富で所有欲をそそられるがガチガチの富裕層向けな要素が多く、見送っている。
というのも、アメックスシリーズは海外旅行をする人向けの特典が充実しているため、そんな頻繁に海外に行けない20代サラリーマンの筆者にはオーバースペックだからだ。スペックが過多なだけなら若いうちからもって育てたら良いが、いかんせん年会費が高い。1つ進化するだけで年会費3万円を超え、プラチナになると15万円を超える。

その点JCBオリジナルシリーズはこの2要素の両方にてアメックスシリーズよりもより良い条件が揃っている。

まず特典の指向だが、海外旅行する人ではなく、国内で程よく贅沢をしたい人向けの特典が充実している。

国内ホテルやレストラン、テーマパーク関連の特典が充実しているため、筆者のような凡人サラリーマンにはピッタリと考えている。

また年会費についても許容範囲内だ。1つ進化した場合のゴールドカードで年間11,000円で、プラチナに進化させても3万円台。最終進化のザ・クラスに招待されても5万円台と良心的だ。
おそらく想定客層がアメックスよりも低く展開しているのだろう。
※客層比較については深くは言及しない。学歴と同じで自分の価値観で考えて終了でいいと思う。

②三井住友ゴールドナンバーレス

保険として持っている2枚目はこれだ。
ここまで読んでもらった方からすると、あるあるクレカ過ぎてガッカリかもしれない。本当に申し訳ない。


そもそも上の方で書いた「選ぶ要素3つ」の1つめに反して、国際ブランドが直接発行しているカードではない。
あくまでメインカードではなく、基本持っているだけのサブカードということで許して欲しい。

JCBがメインでこまることが、「JCBが使えない店がいまだにある」点だ。
VISAはつかえるのにJCBが使えないお店がまだまだ出会う。そのためにQR決済をするのが嫌でクレカをもう一つ持っている。

また一時的な破損や紛失の保険としても2枚は持っておきたい。

そこで「アメックスをサブでもったらいい」という意見が出るかもしれないがこれは得策ではない。
というのも、JCBとアメックスは協力関係にあり、「JCBが使える店ではアメックスが使える、逆も然り」だからだ。
つまり決済ブランドをばらけさせて保険をかけることができない。

であればVISAかMasterで作ろうとなり、もっともベーシックで利用者も多そうな三井住友VISAで、最も情報が得やすかったカードにした。
そしてカード券面がJCBオリジナルシリーズ並みにかっこいい。

正直サブなので進化も難しい。JCBとアメックス以外のカードならなんでもいいと思う。

まとめ

今回は一見「ベーシックマガジン」ぽくない内容だったかもしれないが、ポイントやキャンペーンを無視して「クレカ支払いのためだけのクレカ」ということで
無駄を削ぎ落としたベーシックさを提案できたのではないかと感じる。

個人的には、衣服でユニクロや無印が流行ったように、キャンペーン商材カード乱立の反動でシンプルなクレカが流行る時代が来るのではと密かに予想している。

散々意見を書いたが所詮はクレカという決済道具についてだ。買う物が変わるわけではない。
本ブログで扱っている物(自己満足嗜好品)が刺さる人には本記事は少しは頷いてもらえるパートがあったのではないかと思う。
もしそうなら非常に嬉しい。

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